ナレッジヘルスチェック(🩺)
ナレッジヘルスチェック(🩺)
ナレッジが古くなったり、矛盾・孤立したりしていないかを継続的に見つける仕組みです。判断(矛盾か・古いか・孤立か)は接続中のAIエージェントが行い、サーバーはその材料となる「シグナル」を出すだけで、サーバー自身が内容の良し悪しを判定することはありません。
MCP get-knowledge の健診
MCP(Cursor / Claude など)で get-knowledge を呼ぶと、レスポンスに health_check ブロックが付きます(全文取得の初回のみ。section 取得や続き読みでは付きません)。
status — 健診の対象だったか
status は次の 2値のみ です(ok / warning といった値はありません)。
| status | 意味 |
|---|---|
| evaluated | 健診対象としてシグナルを出した |
| skipped | 対象外でシグナルを出していない。reason:disabled(機能OFF)/ imported(インポート由来)/ table_json(テーブル形式)/ grace_period(作成から7日の猶予) |
skipped は「問題なし」ではなく「評価していない」状態です。両者を取り違えないよう、message(理由の説明文)も添えられます。
should_review — 見直しを促すフラグ
should_review は status の一種ではなく 独立した真偽値 で、evaluated のときに立ちます。中身の判断ではなく、次の条件で 機械的に 決まります(理由は review_reason)。
- 鮮度切れ(
stale) — 鮮度基準日(max(更新日, レビュー日))からの経過が既定90日以上。需要(引用・閲覧の多さ)は見ません(利用分析の陳腐化は「高需要 × 鮮度切れ」のみ — [No.4.19 利用分析の読み方])。 - 編集後 1 回(
edited) — 前回健診以降にナレッジが編集されると、鮮度が新しくても 1 回だけ 健診します。編集直後に混入しやすい矛盾・孤立を取りこぼさないための仕組みで、1 回返すと消費され、次の編集まで再びは立ちません。
「新しいのに矛盾・孤立しているページ」は 2 の編集後トリガーで拾われます。
一緒に返るシグナル(判断材料)
evaluated のとき、エージェントが判断に使う材料が同梱されます。
| シグナル | 内容 |
|---|---|
review_reason |
should_review の理由(stale / edited) |
is_orphan / related_count |
関連ナレッジが0件か・その件数(孤立ページの判定) |
days_since_update |
鮮度基準日からの経過日数 |
cross_reference_candidates |
内容が近いのに未リンクのページ候補(should_review時のみ)。同一エージェント内をベクトル類似検索し、自分・リンク済みを除いた上位 |
existing_health_comments |
既存の🩺コメント(同じ指摘の繰り返しを防ぐ材料) |
エージェントはこれらを手がかりに、矛盾・古い主張・孤立・リンク漏れなどを自分で確認し、必要なときだけ 🩺 コメントを残します。
セクションコメントの 🩺 指摘
検出された問題は、セクションコメントとして 🩺 付きで投稿されます。
- サイドバーのセクション目次にコメント件数バッジが付く
- コメント本文に具体的な指摘内容
対応の流れ:指摘されたセクションを開く → 内容を修正(構造・記法・リンク切れ等)→ 「レビュー済み」で確認完了。
編集とヘルスチェックのループ
ナレッジを編集すると、次に get-knowledge で参照されたとき自動で 1 回健診が走ります(上の edited トリガー)。これで「編集 → 健診 → 指摘 → 修正」が回り、放置による腐敗を防げます。運用全体の流れは [No.4.14 ナレッジ運用とレビューの進め方] を参照してください。
猶予期間
新規作成から 7 日間は健診がスキップされます(grace_period)。十分な編集時間を確保するためです。