ナレッジの2つの形式 — テーブル型JSONとMarkdown
ナレッジの2つの形式 — テーブル型JSONとMarkdown
アイノウのナレッジ(知識ベースの1ページ)は、内容の性質に応じて 2つの形式 のどちらかで保持します。これはアイノウのナレッジの持ち方の、最も基本的な考え方です。
2つの形式
| 形式 | 扱う内容 |
|---|---|
| Markdown | 構造化されていないドキュメント(自由な文章) |
| テーブル型JSON | テーブル型に構造化されたデータ |
Markdown — 文章のためのナレッジ
構造化されていないドキュメント を扱います。説明・手順・FAQ・概念・統合ページなど、文章で表現する内容に向きます。
- 見出しでセクションに分かれ、チャット回答時の検索単位(チャンク)になる。見出しを小さく区切る ほど検索(Query)精度が上がる
- 先頭に フロントマター(YAML 形式のメタ情報)を持ち、OKF に沿ったメタ情報になる(項目は下記「フロントマター」)
- 内部では Markdown として保存される(編集はブロック形式エディター → No.4.2)
制約
| 制約 | 内容 |
|---|---|
| 本文上限 | 262,144 文字 / 80,000 トークン |
| 上限超過時 | エディター保存・MCP 直接書込は超過でエラーになり保存できません。インポート時のみ上限以内に自動分割されます(タイトルに (i/N) が付く) |
| HTML | 使用不可 |
図表を埋め込む拡張記法
コードブロックで図やグラフを描けます(チャット回答の見やすさが上がります)。
| コードブロック | 用途 |
|---|---|
mermaid |
フロー・シーケンス図 |
chart |
数値比較のグラフ |
gantt |
ガントチャート |
json |
配列の配列ならテーブル表示 |
手順は 表+箇条書き、流れは mermaid、数値比較は chart が目安です。
テーブル型JSON — 表データのためのナレッジ
テーブル型に構造化されたデータ を扱います。早見表・一覧・価格表・数値など、列が決まった表形式のデータに向きます。
[[セル, …], …](配列の配列)の構造で保持する({"columns":...,"rows":...}形式は不可)- 行単位の追加・更新・削除は MCP の
write-json-rows(append/update/delete)。append-knowledgeはテーブル型JSON には使えません - Google スプレッドシート・CSV・Excel の取り込みは、テーブル型JSON として保存される(→ No.4.1)
フロントマター(OKF メタ情報)
ナレッジを エクスポート(ダウンロード) すると、本文の先頭に YAML フロントマター(--- で囲むメタ情報)が付与されます。これは Open Knowledge Format(OKF → No.10.2) に沿った形式で、インポート時にも読み取られます(既に先頭フロントマターがある場合は二重付与しない/空の項目は省略)。
| 項目 | 内容 | OKF |
|---|---|---|
type |
本文形式。markdown または json(テーブル型JSON) |
OKF キー(OKF は concept 種別、iknow は本文形式を表す) |
no |
章番号(例 1.3) |
iknow 独自 |
title |
タイトル | OKF |
tags |
タグ配列 | OKF |
service_name |
インポート元サービス名(任意) | iknow 拡張 |
service_key |
インポート元のキー(任意) | iknow 拡張 |
resource |
一次資料・インポート元 URL(任意) | OKF キー |
related_nos |
関連ナレッジの No 配列 | iknow 独自(リンク復元用) |
timestamp |
最終更新日時(ISO8601) | OKF |
テーブル型JSON も同じフロントマターを持ち、本文形式は
typeがmarkdownかjsonかで判別します。
どちらを選ぶか
- 主に「読ませる文章」なら → Markdown
- 複数の資料を統合して概念ページを作るなら → Markdown
- 列が決まったデータを並べるなら → テーブル型JSON
- 後から行単位で更新するデータなら → テーブル型JSON
迷ったら Markdown が基本です。表で表現したい明確なデータだけ、テーブル型JSONを選びます。
形式ごとの詳しい書き方は No.4.3(ナレッジの書き方と設計)、Markdown 記法の詳細は MCP の get-reference name=markdown-guide を参照してください。